管理職が“罰ゲーム”ともいわれる時代 昭和上司と令和部下のはざまで… 

小川彩佳キャスター:
管理職が“罰ゲーム”と言われる時代です。確かに、いろんなことがのしかかってきます。

昭和時代の上司と令和時代の部下に挟まれ、上からは昭和型の常識をベースに結果を求められる。下からは「今の価値観やライフスタイルに合わない」と拒まれる。

さらに、業務は増えるけれども残業代は出ないことも大きいと思います。実感としてはどうですか。

藤森祥平キャスター:
私の場合は、アナウンサー業務をしながらnews23のマネージャーという立場で管理職をやっています。みんなでいいチームを作ろうと思って日々やっているので、やりがいはあります。

ただ、今大きく社会が変わり、コンプライアンスなどある中で、部下に対する丁寧な説明や評価はするけれども、心を砕いていろんな負担がかかっている分、その自分たちの評価・対価は正しく行われているのかというのを私の周りの管理職のメンバーからもよく聞きます。それが実は本音として言いづらくもあります。

家本賢太郎さん:
私の会社も「管理職になりたくない」という声が、一定程度聞こえてきます。

逆にしっかりと自分でチームを作って、大きなことを成し遂げたいんだと思うときに、その手段が「管理職」という道なんだ、という人たちも当然いる。そこをきちんとフォローしたいですね。