屋久島町で23日、果実などを腐らせるミカンコミバエが今年度初めて見つかりました。また、与論町と知名町でも主にウリ科の野菜に寄生するセグロウリミバエが確認されました。

ミカンコミバエは体長7ミリほどのハエの一種で、幼虫が果実に寄生すると、腐る被害が出ます。

県によりますと屋久島町の栗生と永田に設置した調査用のわなに23日、オスの成虫1匹ずつあわせて2匹がかかっているのが見つかりました。屋久島町で見つかるのは、今度初めてです。

今回の2匹を含め、県内では今年度、3市町であわせて4匹が確認されています。

セグロウリミバエ

また、与論町と知名町では23日、セグロウリミバエのオスの成虫あわせて33匹がわなにかかっているのが見つかりました。今回の33匹を含め県内では今年度、3町であわせて80匹が確認されています。

セグロウリミバエは体長8ミリから9ミリほどの小型のハエです。主にウリ科やナス科などの果実に寄生し、幼虫による食害が進むと腐って落ちるなどの被害が出ます。

県は見慣れない害虫や普段とは違う農作物被害を見つけたときは県や植物防疫所に連絡するよう呼びかけています。