小型犬ならではのメリットあり!「歩幅が狭い」「プライバシーの配慮」

井上キャスター:
小型犬の大きなメリットは2つあるといいます。

報道局 社会部 大屋檀記者:
1つは「歩幅が狭い」ということです。

指導士の鈴木さんによると、シェパードの歩幅は約70cm程度で人間と同じくらい。
一方、小型のトイプードルは20cm程度で、細かく匂いを嗅げるということです。

同じ距離を探す場合、大型犬は歩幅が大きく、細かく匂いを嗅ぐことができません。一方、小型のトイプードルだと、細かく吸って・吐いてを繰り返すので、的確に細かく匂いを捉えることができるそうです。

実際に、大型犬がとらえることができなかったピアスなどを、小型のトイプードルは見つけることができたということもあったそうです。

出水キャスター:
地面との距離も近いから、嗅ぎやすいみたいなメリットもあるのかもしれないですね。

井上キャスター:
もう一つ、メリットがあります。あるものに配慮ができます。

出水キャスター:
中には犬嫌いの方もいるから、それほど威圧感がないとかですか。

報道局 社会部 大屋檀記者:
「プライバシーに配慮できる」という点です。
実際に行方不明になってしまう方の中には、認知症の方や、様々な事情を抱えた方がいらっしゃいます。そういったご家族の中には、家族が認知症で徘徊していると知られたくなかったり、警察にお世話になっていると気付かれたくないという声もあります。

警察官が大型のシェパードを連れているとなると、周りから見ると警察犬が出動しているように見えますが、小型犬だと周囲の注目を集めることなく、行方不明者を捜索できるといった点で、小型犬は優れていると言えます。

井上キャスター:
嘱託警察犬の場合は普段着で活動するんですか?

報道局 社会部 大屋檀記者:
指導士の鈴木さんは、Tシャツで警察犬を連れて出動しているとお話されていました。