麺商品のターゲットは「女性・ファミリー・インバウンド」

井上貴博キャスター:
牛肉の味もあるし、魚粉ベースでもあるんですか。
出水キャスター:
そうなんです。私も驚きました。具材の牛肉とお魚のダシがギュッと濃縮された魚粉ベースのタレと混ぜ合わせる。さらに、ニンニクたっぷりのタレを、お好みの量だけ入れて、全部混ぜ合わせると…あら不思議。食べたことがない。本当に新メニューといった感じでした。
また、麺が太麺ではなく、冷やし中華のようなツルツルっとした、のどごしの良い麺になっています。この時期は外が暑いです。(新メニューは)温かくないので、スルスルっとおなかに収まっていく感じがしました。
他にも「キムチ」や「とろろ」などのトッピングもおすすめだということです。

慶應義塾大学教授・教育経済学者 中室牧子さん:
吉野家は、たまに食べたくなる中毒性のある味というか…。その中毒性のある感じが(新メニューには)引き継がれているなと思いました。1回食べたら、また食べたくなるのではないかな、という味が想像ができますね。

出水キャスター:
今まで吉野家といえば、30代の男性が主なターゲットでした。しかし、最近では女性の割合も増えているということです。
「吉野家 クッキング&コンフォート」という店舗の中は、U字型の座席ではなく、ファミリーで座れるところや、少し緑(植物)などもあります。ゆったりとした食事空間を提供することで女性・ファミリーの利用が増えているということなんです。
さらに、「まぜそば」という新しいメニューを投入することで、女性・ファミリーだけでなく、インバウンドという「新たな客層の獲得」を目指していくということです。