6月27日に青森市に小児科と耳鼻咽喉科が併設したクリニックが開院します。青森市内に小児科が開院するのは8年ぶりで県内で開業した診療所では初めて、在宅医療にも対応します。
※市川麻耶キャスター
「6月27日に開院するこちらのクリニック。小児科が青森市内に開院するのは8年ぶりとなります」
青森市篠田3丁目に開院するのは「おとファミリークリニック」です。

小児科と耳鼻咽喉科が併設されています。
※おとファミリークリニック川村直人院長
「青森市内では小児科の開業に関しては、近年閉院が相次いでいて人口減少もありますがそれ以上に小児科医が不足している現実がある。なかなかかかりつけ医を見つけることが難しい状況が続いていると子育て世代のお母様からの声も実際に伺っていました。」

県内の小児科病院や診療所の数は、2018年度には256軒でしたが、2023年度には217軒と、5年で39軒減りました。さらに、小児科の医師の数も全国平均を下回っている状況が続いていてかかりつけ医を探すのが難しい状況です。こうした中で新たに誕生するクリニックでは県内の開業クリニックとしては初めて在宅医療に対応します。医療的ケア児を中心に自宅などで医師が診療し、健康管理や予防接種、投薬などが可能となります。
※おとファミリークリニック川村直人院長
「これまでは定期的に大きい病院に通わなければいけなかったお子さんがおうちで外出しないで医療を受けられるようになるので家族全体の生活にゆとりがうまれてきます」

クリニックには助産師や栄養士も在籍し、育児などを総合的に相談できる環境を目指します。