視覚や聴覚など障がいのある人も楽しめる「バリアフリー演劇」をご存じですか?
22日、山陰で初めて東京の劇団による公演が島根県出雲市で行われました。
「ヘレン・ケラー」を題材にしたこの舞台。
一体、どんな公演だったんでしょうか?

公演開始前にステージに立つ出演者。
話し始めたのは。

ヘレン・ケラー役 水流かなこ さん
「5歳の女なので、オレンジ色をしたエプロンドレスです」

自分が演じる役の衣装、そして。
※足踏みする音
音を出し、どんな靴を履いているのかなどひとりひとりが説明していきます。

視覚や聴覚など障がいのある人も楽しめるよう様々な配慮、演出がされている演劇、それが「バリアフリー演劇」です。

公演を行ったのは、「東京演劇集団 風」。
この劇団は6年前から「バリアフリー演劇」を全国各地で行っていて、
今回、山陰地方では初めての上演となりました。

出雲の精神保健と精神障がい者の福祉を支援する会ふあっと 冨岡大樹さん
「普段、生活している中ではなかなか感じることのできない目に見えない障がいの部分があると思うが、そういってことをこの演劇を通して感じてもらいたい」