中野市で2023年、住民と警察官の合わせて4人を殺害した罪などに問われている青木政憲被告の初公判は、9月4日に行われることが関係者への取材でわかりました。

判決は10月14日に言い渡される予定です。


この事件は、中野市江部でおととし5月、女性2人がナイフで襲われ、通報を受け駆け付けた警察官2人が猟銃で撃たれるなどして、4人が死亡したもので、近くに住む青木政憲被告33歳が4人を殺害した罪などで起訴されています。


事件を巡っては、今年3月から裁判員裁判の争点などを絞り込む、公判前整理手続きが行われていて、関係者によりますと、初公判は9月4日の午前10時から行われることが23日の手続きで決まったということです。

裁判の主な争点は責任能力で、およそ1か月間に渡り、犯行時の青木被告の精神状態などが争われる見通しです。


証人尋問には精神鑑定を担当した医師や青木被告の両親などが出廷する予定で、判決は10月14日に言い渡されます。