5月、仙台市泉区で60代女性が還付金詐欺の被害に遭いそうになっていたところを未然に防いだとして、郵便局に警察から感謝状が贈られました。女性を救ったのは20年勤務するベテラン局長の「声かけ」でした。

5月12日、仙台市泉区の泉松陵郵便局。窓口にやってきた60代女性が、郵便局員にこう話したといいます。

60代女性:
「年金機構のハタナカさんっていますか?」

「ハタナカという職員はいない、そもそもここは郵便局」不審に思った窓口の局員は、局長の小山功さんに相談します。小山局長は、泉松陵郵便局に20年勤務するベテランで、窓口を訪れた女性を何度も見かけたことがあるそうです。そこで、小山局長が声をかけたところ、女性は「年金機構の職員を名乗る人物から電話を受け、還付金を受け取る手続きをしようとしていた」ことを明かします。詐欺の手口だと思った小山局長は警察に通報し、被害の未然防止につながりました。よく聞くと還付金詐欺の典型的な手口でした。