予想を上回る動き
提供された動画には、白い糸くずのようなものが、試験管の中でウネウネと動き回る様子が映っていました。その動きは予想以上に活発で、胃に入り込むことを想像したくありません。

胃に入り込むことで腹部の激痛を引き起こすアニサキスですが、にしやま消化器内科によりますと、腸に食いつくことで「腸アニサキス症」を発症、稀ではあるものの、腸閉塞や腸穿孔(穴が開くこと)を引き起こすケースもあり、その際は入院が必要となります。

症状を聞くと怖くなるアニサキスですが、しっかりと対策をすれば問題なく、おいしく魚を味わえます。自宅で魚を調理する際は、どのような対策が効果的なのでしょうか。

厚生労働省などによりますと、アニサキスは熱に弱く「70度、または60度以上で1分加熱」すると死滅します。このため、グリルやフライパンで焼いたり、鍋で煮たりして十分に加熱した際は、アニサキスへの心配は全くありません。一方、冷凍処理は注意が必要です。