サバの内臓見てみたら…

仙台市生活衛生課によりますと、「食中毒予防啓発動画アニサキス対策」というタイトルの動画は去年8月、市食品監視センターの職員が撮影し11月から仙台市の公式ユーチューブにアップされています。動画による注意喚起はこれまであまり例がなかったそうです。宮城県内では去年(2024年)アニサキスによる食中毒が9件、その前の年(2023年)には13件発生していて、発生場所は飲食店や魚介類販売店などとなっています。

仙台市制作の動画より

まず見てもらいたいのが、腹を開いた状態のサバです。内臓が見えます。この中にアニサキスが潜んでいると言いますが…、わかりますか?正直、一見しただけではほとんどわかりません。答えは、黄色い丸印を付けた3か所とのこと。確かによく見ると、丸まった白い糸のようなものが見えます。アニサキスです。

仙台市制作の動画より

もちろん、普段私たちは魚の内臓を生で食べることはありません。問題なのは、魚が死んでから時間が経つと、内臓に潜んでいたアニサキスが、筋肉=身に移動していくことです。

仙台市制作の動画より

続いて見ていくのは、サバの切り身。よく見る姿です。この中にもアニサキスが潜んでいるというのですが…。