「担当ラインが倒れかけている」悲痛な訴え…検察捜査への対処など相談メールも

 さらに、今回、あらたなメールのやり取りも明かされました。問題を追及する野党議員への対応や、当時進められていた大阪地検の捜査への対処方法についての相談もありました。

 (2017年4月6日午後8時15分 近畿財務局→財務省理財局へのメールより)
 「地検への提出書類について、だらだら出して心証を悪くするより最初からすべて出してしまえばどうかと考えております」

 (4月6日午後9時27分 財務省理財局→近畿財務局へのメールより)
 「地検への提出資料については、明日、顧問弁護士から話を聞きますので、それを踏まえて対応することになると考えております」

 連日対応に追われていた近畿財務局から財務省への悲痛な訴えも。

 (2月24日午後3時15分近畿財務局→財務省理財局へのメールより)
 「実は担当ラインが倒れかけておりまして、昨日から応援体制も構築したところですが、緊急の作業がなければ、本日は7時退社、土日は出社なしにしたいと考えております」

 こうした訴えが財務省本省にあったにもかかわらず、俊夫さんらはこの週末の2月26日に改ざんを指示されました。