森友学園を巡る決裁文書改ざん問題。改ざんを命じられたことを苦に自殺した近畿財務局の元職員の妻に6月、9000ページもの大量の文書が開示されました。
その中にはこれまで存在が知られていなかった「夫の直筆ノート」もありました。そこには改ざんを命じられた夫が当時の値引きの根拠に疑問を抱く様子や刑事告発に関するメモが残されていました。
国有地が8億円の巨額値引き 安倍元総理「私が関与してたら総理やめる」

近畿財務局の元職員・赤木俊夫さん(当時54)。2018年3月、自ら命を絶ちました。
2017年に大阪府豊中市で小学校の開校を目指した森友学園。建設予定地は国有地でしたが、鑑定価格からおよそ8億円が値引きされ売却されました。
小学校の名誉校長に就任したのは、安倍晋三元総理の妻・昭恵氏。巨額の値引きに総理大臣だった安倍氏の関与が疑われました。
(安倍晋三総理・当時2017年2月17日)「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれはもう間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」
一切の関与を否定した安倍元総理。一方、この発言をきっかけに大阪の近畿財務局ではある作業が行われていました。