9000ページが開示改ざん 経緯を記したメールも

 そして、6月11日、そのうちの約9000ページの文書が開示されました。

 中には、俊夫さんが改ざんの経緯を記し、別の裁判ですでに公開されていたいわゆる「赤木ファイル」も含まれていました。

 財務省理財局から近畿財務局への改ざんの指示はこんなメールから始まっていました。

 (2017年2月26日午後3時48分 財務省理財局→近畿財務局へのメールより)
 「近畿局の皆様。いつも大変お世話になっております。現時点で削除した方が良いと思われる箇所があります。当該箇所をマーキングしておきましたので修正・差し替えするとともに当該修正後の文書を本省にメール送付いただけますでしょうか」