日本野球機構とNPBエンタープライズは8日、今年の11月に東京ドームで韓国代表と対戦する「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」に出場する日本代表選手28人を発表した。
23年のWBC組からは牧秀悟(27、DeNA)、岡本和真(29、巨人)、髙橋宏斗(23、中日)ら7人が選出された。初の“侍入り”を果たしたのは坂本誠志郎(31、阪神)、野村勇(28、ソフトバンク)、西口直人(28、楽天)、松本裕樹(29、ソフトバンク)の4人で、来春のWBCに向けて絶好のアピールの機会となる。本塁打、打点の2冠王の阪神・佐藤輝明(26)は選出されなかった。
前回大会のWBC(23年)で3大会ぶり3度目の優勝を果たした侍ジャパンは、26年大会の1次ラウンド(POOL C)で韓国代表と対戦が決まっている。これまでWBCでの日韓戦は2006年の第1回大会から5勝4敗。前回大会は、1次リーグで日本が韓国に13-4で圧勝し韓国は1次リーグ敗退となったが、日本が世界一を成し遂げた2006年と2009年は、1次リーグ、2次リーグ共に黒星を喫している。
会見では“侍ジャパン”井端弘和監督(50)、強化委員会委員長の中村勝彦氏が登壇。井端監督は「競争が第一ですし、ポジションというのはいくつかあると思いますんで、そこでね勝ち抜いて欲しいなと思ってます」と国内組中心のチーム編成で、同シリーズのテーマを掲げた。
前回WBCの世界一メンバーには「経験したことをね、伝えていってもらえれば。誰がキャプテンとかそういう訳でなく、どんどん引っ張ってもらいたい」とし、国内組の選手に向けて「メジャー組はいますけど、競争してね、1人でも多く戦力になってもらえれば」と期待を込めた。
【日本代表メンバー(年齢、所属球団)】
◆投手
森浦大輔(27、広島)
隅田知一郎(26、西武)
大勢(26、巨人)
種市篤暉(27、ロッテ)
伊藤大海(28、日本ハム)
髙橋宏斗(23、中日)
曽谷龍平(24、オリックス)
金丸夢斗(22、中日)
及川雅貴(24、阪神)
藤平尚真(27、楽天)
北山亘基(26、日本ハム)
平良海馬(25、西武)
西口直人(28、楽天)
松本裕樹(29、ソフトバンク)
松山晋也(25、中日)
◆捕手
若月健矢(30、オリックス)
岸田行倫(28、巨人)
坂本誠志郎(31、阪神)
中村悠平(35、ヤクルト)
◆内野手
牧秀悟(27、DeNA)
牧原大成(32、ソフトバンク)
村林一輝(28、楽天)
岡本和真(29、巨人)
小園海斗(25、広島)
野村勇(28、ソフトバンク)
◆外野手
森下翔太(25、阪神)
五十幡亮汰(26、日本ハム)
岡林勇希(23、中日)
【ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国】
11月14日 公式練習
11月15日 日本 vs 韓国 @東京ドーム
11月16日 日本 vs 韓国 @東京ドーム
強化試合はいずれもナイトゲームで開催予定