最初は、亡くなっているんじゃないかって…

福岡高校2年生 示野翔真さん
「これは やばいなって思って、1人は先生を呼びに行って、2人で水の中に入ってできることをしました」

用水路の幅は1メートル60センチ、深さは約70センチ。水深は高校生のひざ下くらいの20センチほどでした。

福岡高校2年生 示野翔真さん
「(深さは)これくらいだったと思います。本当に最初見た時は亡くなっているんじゃないかって思いました。一番は衝撃受けたというか、ショックで動けなくなって…。でも、救助はしないとと思って」

開発さんが50メートルほど先の校門の前で生徒への挨拶指導をしていた、副校長の島田康宏先生(59)と野球部顧問の水上久山先生(59)に事態を伝えました。

一方で、示野さんと杉井さんは用水路の中に入り、男性が水を飲まないよう、体を持ち上げるなど安全な体勢を確保しました。

報告を受け事態を認識した島田副校長は警察に通報。そして水上先生は、3人組と一緒に救助にあたりました。

野球部顧問 水上久山 先生
「ただ生徒が人を助けようとしているから、私も一緒に助けないといけないなっていう感覚だったと思います。生徒と一緒におじいさんを引き上げようと…」