部長の長田桃子さん。3年生ですが、他の部員よりも2つ年上で、先月20歳になりました。


元々は、市内の別の高校に通っていましたが、2年生の時にトラブルを抱え、学校に通えなくなってしまったといいます。

長田桃子さん:「人間関係が崩れて、もうこの学校だめだな(通えない)ってなって、ここに来ました」

長野吉田高校戸隠分校は定時制の高等学校で、様々な事情を抱える生徒が通っています。

3年生の伊藤智洋さんは「場面緘黙(ばめんかんもく)症」。
家族の前では話すことができますが、学校など特定の場面で話すことが難しいといいます。


今回も、記者の質問にスマートフォンを使って答えてくれました。


そば部は、生徒にとっての居場所の一つです。

長田桃子さん(3年)「家族の次に安心できるかなみたいな感じです」

伊藤智洋さん(3年)「最初は『こんな話せない自分が』果たして受け入れられるのか」と不安がありました。しかし、自分が「はい」「いいえ」で答えられる質問に工夫してくれたりと、様々な場面で支えてもらっているので、本当に感謝しています」