「反則金は高い」とする弁護士 交通ルール周知の重要性を指摘
自転車に対する青切符の導入と反則金について、道路交通法や交通問題に詳しい弁 護士の高山俊吉氏は「私は高いと思います」としました。
高山氏が「高い」と考える背景には、市民の交通ルールに対する理解が十分ではないという現状認識があります。「交通ルールは最低限のところをみんな知っているだろうと言われているけれど、事実と違うと思う。市民感覚としては最低限の交通ルールを知っておられる方が少ない」と指摘。具体例として「自分の判断で、場合によっては歩道を走ってもいいんでしょう、ぐらいに思っている人もかなり多い」としました。
このような意識レベルの中で、高額な反則金だけが先行してしまうことについて懸念があるとし、「反則金を科すのであれば、原付などに比べてもっと少ない金額ではなかったか」と考えを述べました。
これに対し弁護士の越水遥氏は、「最初は高いと思ったが、自転車の場合、命にかかわる事故が多いので、加害者にならないため、乗っている人を守る意味でも、もっと高くてもいいのではと考えている」と話しました。
