ホタルを見に行こう!

ーホタルが見られる場所を探すには、どうしたらよいでしょうか。

「自治体の自然観察情報やホタル観賞会、SNSやブログの最新情報を参考にすると良いでしょう」

「種類によって生息環境は異なりますが、ゲンジボタルなら川沿いの草むらや水面付近、ヒメボタルなら森林の中の地表近くに多く見られます」

「観察に適した時間帯は、薄暗くなってきた19:30ごろから。ゲンジボタルのピークは20:00〜21:00頃で、深夜にもぽつぽつ飛びます」

「ヒメボタルはやや遅めの時間帯、20:00〜深夜までが見ごろです」

ホタルがよく出る条件

ーホタルが鑑賞しやすい条件はあるのでしょうか。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「気温20℃以上。湿度が高く、蒸し暑い夜。風が少なく、月明かりが弱い日。郊外の清流沿い・棚田・林縁など、静かで暗い場所です」

「懐中電灯を使う場合は赤いセロハンを貼り、足元だけ照らすようにしましょう。強い光はホタルの活動を妨げます」

ーホタル撮影のコツは?

「ホタルの幻想的な光跡を写真に残したいなら、次のような装備と設定がおすすめです!一眼レフ、または長時間露光できるスマホ」

「シャッター速度は10〜20秒前後。三脚または安定した台でカメラを固定。フラッシュは厳禁です」

「ホタルはとてもデリケートな生き物です。光や物音、水辺の攪乱などに弱く、捕まえても長生きはしません」

「観察は静かに、そっと。ホタルの『おうち』にお邪魔する気持ちで、そっとそのプロポーズの姿を見守りましょう」

「ホタルはその土地の自然環境の健全さを映し出すバロメーター。私たち一人ひとりがその尊さを知り、未来の世代にもこの光景を手渡していけたら素敵ですね」