カメムシは種類が様々で、岐阜県飛騨市の吉城高校の生徒の証言では…

(3年生 内田菜月さん)「吉城高校内にカメムシが大量発生していて、授業中でも飛び回ったり、臭いを発したりして、生徒から迷惑という声が上がっていた」

(3年生 田中太智さん)「教室の天井とかに1匹張り付いてて、いつ落ちてくるかって心配になって、それが怖かった」

吉城高校に現れるのは主に「クサギカメムシ」と「マツヘリカメムシ」です。「イネカメムシ」のように稲穂を好むカメムシではありません。

秋から春にかけて毎年のように越冬のため暖かい校舎の壁に大量に張り付いたり、校舎内にも侵入…その名残はいまの季節でも確認できました。

(3年生 内田菜月さん)
「床にもいたし、窓にも張り付いてたし。外にいたのも数えると、100匹以上はいたと思う」

去年4月。カメムシ撃退に立ち上がったのは理数科の当時2年生の4人。身近な課題を科学的に解決する「理数探究」のテーマとしてカメムシの生態調査を行ったのです。