話題の「NO残業仮面」、200種類以上で社内を明るく

社内アナウンス
「ノー残業デイです。4時になりました。もう1時間。5時まで1時間です、頑張っていきましょう」

毎週水曜日は「NO残業の日」。始業時間の午前9時、終業1時間前の午後4時、そして午後5時の1日3回、「NO残業仮面」が登場します。

建築部の内藤亜美さんは「仮面つけた人が出てきてびっくりします。やっぱりちょっとでも早く帰ろうかなっていう気持ちにはなりますね」と話します。土木部の大内詩桜さんも「仮面の見た目から楽しいですし、今日は定時で帰ろうって思います」と好評です。

社内では「NO残業仮面」に誰が扮しているかが秘密になっているそうです。

総務部 静野邦彦部長
「毎週水曜日に『NO残業仮面』が現れるということで、よし今日頑張って、早く帰ろうという意識づけができているのではないかと思っております。好評であると思って頑張っているところです」

およそ5年前から始まり、興味を持ってもらおうと、きょうは何の記念日なのかを描いた仮面を準備します。その数は200種類以上。残業を少なくするだけでなく、社内を明るくする、こうしたパフォーマンスも健康にいい影響を与えているのかもしれません。

社員の自発的な活動も誕生、スポーツ部が結成

健康管理への取り組みを続ける中で、社員の自発的な活動も生まれてきました。2024年、社員有志によるフットサル、バドミントン、それにバスケットのスポーツ部が誕生しました。

フットサル部、建築部 米津泰彦さん
「健康を第一に考えていただいてますので、健康に関わるスポーツを重点的に活動しています。スポーツを通じて交流できるというのは、とても気持ちのいい楽しいものだなと思います」

フットサルにはおよそ10人が在籍し、月に1回程度練習や試合などを行っています。会社もスポーツ活動をバックアップしようと、ユニフォームを揃えることにし、試作品を作っています。

独自の就業規則で働きやすさを追求

働きやすい環境づくりに向けて、独自の就業規則も作っています。男性社員の育休を進める「育休サンキュー手当」は、休む人の仕事を分担して行う社員に手当を出します。

お酒を飲んだ翌日はテレワークが可能となる「飲んだらテレワーク(のんテレ)」という制度を作り、社員の負担軽減に努めています。

総務部 静野邦彦部長は「会社も本気で色々な働きやすい環境を作っていくんだということが分かりますし、みんなで一丸となって頑張っていけるような会社になっていくと思っております」と意気込みを語ります。