東北新幹線は、栃木県内で回送列車が故障した影響で、東京駅と仙台駅の間の上下線で5時間半にわたり運転を見合わせました。JR仙台駅でも大勢の人が足止めされました。
JR東日本によりますと、17日午前11時24分頃、回送列車が加速できなくなったため、宇都宮駅と那須塩原駅の間で停車し、車両点検を行いました。

点検の結果、回送列車は自走できないと判断され、後続の下りのはやぶさ17号と連結し那須塩原駅まで移されることになりました。
はやぶさ17号には682人の乗客が乗っていましたが、回送列車と連結する前にスロープを使って横付けした上り列車に乗り換えました。その後、回送列車は自走できることが分かり、自力で那須塩原駅に移動しました。

この影響で東北新幹線は東京駅と仙台駅の間の上下線で運転を見合わせました。JR仙台駅では電光掲示板を見たり、駅員に運行状況を確認したりする人の姿が見られました。

静岡へ行く人:
「ちょうど電車をおりた瞬間にニュースを見てやられてしまった。1時間くらい様子を見てめどがたたなければ戻って車で行こうかと思う」

福井から来た人:
「いま動いていないと言っていたので、どうなるかと思って来てみた。午前11時くらいですよね発表があったのは。点検の割にはかかっているし、予定が立たないのが困る」

東北新幹線は午後5時に運転を再開しました。