天気痛は予防できる! 簡単な対処法を医師に聞きました

では、つらい天気痛を乗り切るためにはどうすればよいのか。

愛媛県松山市の三世ペインクリニック・三世敏彦院長に話を聞きました。

三世ペインクリニック・三世敏彦院長
「耳には『内耳』というものがあるのですが、そこの圧力が変わると刺激になる」

三世院長によると、耳の奥にある「内耳」という器官には、気圧の変化を感知するセンサーの役割があると言います。

気圧が急降下すると内耳に刺激が加わり、体の機能を活発にする交感神経が優位になることで、天気痛につながるそう。

三世ペインクリニック・三世敏彦院長
「血管が収縮すると、頭が痛くなったりひざが痛くなったりと、いろいろな不調が起こる」

こちらの病院でも、天気が変わりやすい5~7月は特に患者が増えるといいます。

では、天気痛の予防のためにできることとは?

三世院長に3つのポイントを挙げてもらいました。

▼肉・魚・卵などの「動物性たんぱく質」を多く摂る
▼温かい飲み物を飲んで冷えを防ぐ
▼ジョギングやストレッチなど軽い運動を生活に取り入れる

また、耳のストレッチも効果的と言います。三世院長が教えるストレッチの方法は次の通り。

【三世式・耳のストレッチ法】
①指で耳をつまんで前後左右に軽く引っ張る。
②あごの力を抜きながら、耳たぶを引っ張ったり回したりする。
③こめかみあたりをこぶしでグリグリと痛気持ちいいくらいの強さで刺激する。
④それぞれの動作を、10回ずつを目安に行う。

雨の日以外にも、家事や仕事の合間など気づいたときにマッサージすることで痛み予防につながります。