2024年9月に、青森県板柳町で酒造りを再開した「竹浪酒造店」。移転後に初めて完成した日本酒の出荷作業が16日に始まりました。

日本酒の出荷作業が始まったのは、板柳町の「竹浪酒造店」です。
「竹浪酒造店」は1645年に創業し、県内最古の酒蔵として370年あまりの歴史を刻みましたが、5年前に経営状況が悪化して破産。

その後、出資を受けて新会社が、つがる市で酒造りを受け継いでいましたが、2025年2月に創業の地・板柳町で再スタートをきっていました。

竹浪酒造店 17代目蔵元・杜氏 竹浪令晃さん
「お酒の出来栄えって毎年同じではないので、板柳なりの水で、うまくできたのではないかなと考えています」

16日は、完成した代表銘柄「七郎兵衛」の純米生原酒と、純米濁り酒の出荷作業が行われました。

竹浪酒造店 17代目蔵元・杜氏 竹浪令晃さん
「せっかく板柳に戻て来て最初の年なので、地域のみなさんへの感謝も兼ねて、蔵を見てみたいという人も当然いるでしょうから、ぜひ、そういう方たちに見てもらいながら、こんなところで酒を造っているんだなというのを感じてもらいながら、ぜひ楽しんでいただければと思います」

酒造店では7月12日、初めての蔵開きを予定しています。