「自治体の指示を待たずに」命を守る判断を
「ため池ハザードマップ」を拡大して見ると、ため池が決壊した場合、どれほどの範囲が浸水するのかが色で示されているのが特徴です。
土砂災害のハザードマップと大きく違う点は、水に浸かるまでの「到達時間」が具体的に記載されていること。避難行動を計画する上で極めて重要な情報となります。

ご自身の住む地域にため池があるのか。安全な避難場所はどこなのかを事前に確認してください。
最も重要なのは、市町の避難情報に速やかに従うことです。しかし、もしため池に亀裂が見られるなど、目に見える異変を感じた場合は、自治体の指示を待たずにすぐに避難してください。
ため池ハザードマップは、各市町の窓口で配布されています。インターネットに不慣れな方も、ぜひお近くの窓口で受け取ってください。

梅雨のこの時期、大雨への備えがより一層求められます。改めて、地域のハザードマップを確認し家族や大切な人の命を守るための準備を進めておくことが大切です。