(中村岬選手ノック風景)
「もういっちょ!大丈夫!」

中村キャプテンはチームをまとめるだけでなく頼れるエースでもあります。
最速90キロのストレートと抜群のコントロールを武器に打者を圧倒します。

そんな中村キャプテンのボールを私が実際に体験すると…

(井丸キャスターリポ)
「お願いします」
(ボールを見て)
「速いです 絶対打てない」

(中村岬選手)
「チームとしては日本一を狙っている。やることは変わらないので、日々の練習を大事にしていきたい」

そしてチームの守備の要でショートを守るのが5年目の藤井康輔選手。

(藤井康輔選手)
「野球をやりたいと小さいころから思っていて、スマイリーズがあることを知り入りたいと思った」

藤井選手は、知的障害者向けの野球やソフトボールチームが岩手県内にほとんどなく、プレーを諦めていました。

スマイリーズを知り、ソフトボール未経験ながらも俊足を生かした守備と打撃でスタメンでの起用も増えました。

(藤井康輔選手)
「ただ打つだけじゃなくてバントやエンドランなどをして、脚を生かせるようなバッティングをしたいと思っています」

チームを率いるのは発足当時から指揮を執る羽藤嵩晃監督です。

羽藤さんは野球の社会人チームに所属し、プレーを続けながらスマイリーズの監督も務めています。

(羽藤嵩晃監督)
「1チームしかないっていうのがすごくネックな部分。ただ逆にこのチームしかないっていう思いで取り組んでいる」