6人獲得できれば衆院通過の可能性?

今後、暫定税率廃止法案は衆議院を通過するのか、というところが一つの肝になってきます。過半数233のうち、野党7党合わせて227ですので、無所属など9人とれいわ9人から6人獲得できれば、衆院通過の可能性も見えてきます。
政治取材歴の長いジャーナリストの武田一顕氏は、「こんなに野党がまとまるのは珍しい」とし、「立憲と国民が中心になって働きかけた結果」だと話しています。
ただ先行きについては、「与党が過半数を持つ参議院で否決される可能性」があるとし、理由について、▼国民民主の支持率が落ちていること、▼自民は米政策がうまくいっていること、▼対アメリカ政策も表面上うまくいってるように見えるというプラスポイントがあるため、「ガソリン減税をやらなくても選挙には影響がない」と判断しているのではないかとみました。

いっぽう立岩氏は、「選挙があることをみんながわかってる中で、与党と野党が対立軸を示したことは意味があり、我々がそれを選べばいい。仮に、参議院で与党が否決したとしても、それを基に、我々はまさに参議院選挙をするわけですから、わかりやすいと思います」と解説しました。