大分県臼杵市でウナギ漁の解禁を前に、12日、地元の中学生が稚魚およそ1300匹を放流し身近な川の大切さを学びました。

臼杵河川漁協は、毎年市内を流れる臼杵川と末広川にウナギの稚魚を放流しています。12日は臼杵川の近くにある南中学校の1年生10人が参加して、漁協の関係者と一緒に体長20センチほどの1300匹余りの稚魚を川に放しました。

稚魚は鹿児島県の養殖場で育てられたもので、2年ほどで漁ができる60センチ程度に成長するということです。

(中学生)「つかんでみて結構ヌルヌルしたからおもしろかった」「また大きくなって戻ってくるのを期待して放流しました」「川とか環境が悪くならないように私たちで見守っていきたい」

漁協では「こうした体験を通して身近な地域の川や水の大切さを学んでもらえれば」と話しています。

臼杵市内では7月1日にウナギ漁が解禁され、漁協が発行する遊漁券を購入すれば漁を楽しむことができます。