今年4月に勤務先を退職 そして2か月「名店の味へ猛特訓」
4月に勤めていた会社を辞め、正式にやまな食堂の店主となった切明さん。レシピを百合子さんに教わり、同じ味が出せるよう猛特訓したといいます。

ーどうですか?仕上がりは
(やまな食堂 山名百合子さん)
「だいぶいいと思います」
ー上達しました?
(やまな食堂 山名百合子さん)
「それはやっぱり元々経験があるから、手際がいいと思うよ」
ーお褒めの言葉をいただいていますが?
(やまな食堂店主 切明武志さん)
「ありがとうございます。まだまだでございます」

さらにサイドメニューを減らし、少人数でも営業できるよう工夫しました。
(やまな食堂元店主 山名君明さん)
「もう今は、開店前のワクワクでいっぱいですね」

再び活気に包まれた店 地域で愛された名店の再スタート
こうして迎えた6月2日。ついに「やまな食堂」が復活です。

「はいお待たせ致しました」
平日にも関わらず次々にお客さんが訪れ、店内は大忙し。やまな食堂が再び活気に包まれました。

以前と変わらない味に常連客も感無量のようです。
(常連客)
「最後の最終日まで食べておけばよかったなと後悔する感じだったんですけど、復活と聞いてすぐに来てしまいました」

「以前の味をしっかり引き継いでいるので、大変うれしく思います。閉店したときは、泣けたぐらいだったんですけど…またやり手が見つかったと聞いた時はめちゃくちゃうれしかったです」

切明さんも、確かな手ごたえを感じたようです。
(やまな食堂店主 切明武志さん)
「まだまだね、始めたばっかりなので、お母さんの足元にも及んでおりませんが…及んでおりませんが、まあがんばって日々精進して…」
(山名百合子さん)
「追い抜いてるんじゃないかな」

創業から41年。地域で愛される「ひるぜん焼きそば」の名店が、新たな歴史を刻みはじめました。

なお、やまな食堂では働いてくれるスタッフを募集中。それよりも優先して、切明さんは「お嫁さんを募集中」と話していました。