惜しまれつつ去年閉店した、40年の歴史を誇る「ひるぜん焼きそば」の名店が、今月営業を再開しました。RSKイブニングニュースで閉店の様子を放送したことが、復活のきっかけになったといいます。一体何があったのでしょうか?
惜しまれつつ一度は閉店した“やまな食堂”

なつかしいタレの味。誰もが心待ちにしていた名店の復活です。
(常連客)
「そうですね。変わらない味ですね」

岡山県真庭市蒜山地区のソウルフード、「ひるぜん焼きそば」の老舗として知られる「やまな食堂」です。「ひるぜん焼きそば」は、2011年にB‐1グランプリで優勝したことで一躍有名になり、客足の途絶えない人気店となりました。

創業者の山名百合子さん(82)です。息子で店主の君明さんともに、店を切り盛りしてきましたが、おととし(2023年)くも膜下出血で倒れ入院。
奇跡的に一命をとりとめましたが、体力の衰えと慢性的な人手不足が理由で、去年の11月末に40年の歴史に幕を閉じることとなりました。

(山名食堂元店主 山名君明さん)
「スタッフが少ない中で、店を臨時休業するというふうに迷惑をかけるのも申し訳ないので、やむを得ない決断だったと思います」

昨年秋の閉店時には大勢の常連客が...「寂しい」
昨年秋の閉店直前には、「名物の焼きそばを最後に味わいたい」と、大勢の常連客が押し寄せていました。
(常連客)
「なんだかがっかりしています。寂しいです」
「他もけっこうありますけど、僕はこの店が一番だと思っています。けっこうボリュームもあるし、好きだったんですけれど…」
