こうあるべきという考えを忘れると楽になる
講演会を企画したのは県内の親の会。病気について理解してもらい、親と子の心の負担を軽くしたいという思いがあります。

吉岡さんの母親 久美子さん:
「私はこうであるべきという考えを忘れるととても楽になるんじゃないかと思っています。学校に行かなかった間、息子とたくさんの時間を過ごせたし、普段経験できないような楽しい3年間を経験させてもらったのでありがたかったなと思っています」

起立性調節障害大分親の会・松尾結香代表:
「お子さんがストレスを感じた時に悪化してしまうというのはよくあることなので、どういう声をかければ良いのかなど、まずお母さんが病気について正しい情報を知っていただいて、そして支援する人にも正しく知っていただいて、悩みを少しでも軽く、気持ちも軽く払拭してあげられたら」

思春期を過ぎれば症状は改善される起立性調節障害。親の会では辛い時期をともに乗り越えるため、集会も開催していて病気について正しく理解してもらうことが切実な願いです。