安曇野市では早くもヒマワリが咲き始めています。最近はある理由から、この時期にも人気が高まっているそうです。

鮮やかな黄色のヒマワリ。


安曇野市の生産者・太田明久さんの畑には20アールに7万本のヒマワリが植えられていてこれからが出荷のピークです。

ヒマワリ農家 太田明久さん:「2~3月くらいに種をまいたり苗を準備したりしてようやく収穫できるようになった。ここが頑張り時です花農家は。特にいい花が届けられればいいです」

JA全農長野によりますと今シーズン、全県で80万本の出荷を見込むヒマワリ。出荷量のトップは安曇野市を中心としたJAあづみで、全県の6割以上=50万本を占めています。

ヒマワリ農家 太田明久さん:「黄色やオレンジは非常に元気が出ますよね。そういった花は数少ないと思うので大事にしていきたい花です」

消費者のもとに届くまでに3日ほどかかるため、花が開ききる前に収穫します。

ヒマワリ農家 太田明久さん:「あしたの出荷の段階でこの開き具合が欲しいんですよ。すでにこうなっていると収穫が遅い方なんですよ。バッと開いたやつは出荷するわけにいかないんですよ。だからこれくらいで切りたいです」


夏本番を前にしたこの時期にも出荷を急ぐ理由が。

ヒマワリは最近、父の日のプレゼントとしても選ばれるようになってきていると言います。

ヒマワリ農家 太田明久さん:「明るくて元気になれるような花で、父の日にはうってつけだと思うし、日ごろの感謝を父親に伝えることが少ないと思うので、いい習慣になればと思います」


父の日は6月15日の日曜日。

ヒマワリの花言葉「憧れ」。父の背中を追いかけるという意味でもピッタリの花ではないでしょうか?