15日にかけ暖かく湿った空気流れ込む　鹿児島では総降水量500mm超えの地域も【雨と風のシミュレーション】気象庁「地盤緩みで少量の雨でも危険」警戒呼びかけ

寒冷渦と前線の影響で広範囲に不安定な天気

気圧配置をみると11日は、高度5820m付近の前線が、東シナ海から西日本・東日本の太平洋側を通り日本の東へとのびています。また、沿海州付近には高度5580m以下でマイナス18℃以下の寒気を伴う寒冷渦があり、南東に進んでいます。

この寒冷渦は12日にかけて北日本を通過し、12日には日本の東へ進む見込みです。上空の寒気と低気圧に向かって流入する下層の暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みです。