お隣、山梨県の南アルプス市に会員制の大型スーパー「コストコ」が開業してから11日で2か月が経ちました。長野県のお客さんも1割ほどを占めるということで、その人気の秘密や周辺の状況を取材してきました。

山崎キャスターリポート:「段ボールがずらっと積みあげられています。さらに野菜のコーナーに移動してくると、こちらも大容量です。玉ねぎは5キロ入って998円です」


4月11日にオープンしたコストコ南アルプス倉庫店。売り場面積はおよそ1万平方メートルで、取り扱う商品はおよそ3500種類あります。

平日でも10時のオープン前にはなが~い行列が!


特に売れ筋の商品を矢代店長に聞きました!

コストコ南アルプス倉庫店 矢代佑太店長:「こちらの魚のコーナーで一番人気なのはお寿司の『48貫ファミリー寿司』です。(たっぷり入っていますね。種類も豊富ですね?)もう1パックだけで家族で楽しめると思いますので、具も大きいので、1番人気です(確かにシャリが見えないくらいネタが大きいですね?)「一貫あたり大体80円です」(えっこの大きさで1貫当たり80円?かなりお手頃ですね)」


総菜コーナーの一番人気は、「シュリンプカクテル」(428円/100g当たり)!
蒸しエビがたっぷり700グラムほど入っていて、付属のソースを付けてそのまま食べられます。


矢代店長:「(全国の)コストコの中でここ南アルプス倉庫店が日本一売れています。一見小さめに見えるんですけど、たっぷり入っているんで1パックで十分楽しめると思います」

「(パンコーナーで一番人気は何でしょう?)はいこちらの『ミニパンオショコラ(1298円24個入)』になります」

クロワッサン生地に、たっぷりのチョコレートが入ったパン。

「24個入って1298円です(安い!ひとつ50円くらい?)1個54円です」


コストコの魅力の一つは大容量の商品を格安で購入できること。
会員制のため年会費が5280円かかりますが、開業から2か月間の来店者数は、予想の倍以上だといいます。


お客さんの1割近くは長野県から訪れているということで、実際に話をきいてみると…。

野辺山から:「身近にこういう量販店があるので買い出しに時々来て役に立っています。日用品も買うんですけど、きょうはワインは元々買う予定じゃなかったんですけど、ついつい買ってしまいました」
駒ヶ根から:「非日常みたいな感じでたくさん買えるので楽しいです。今日はプルコギが試食であっておいしかったので買って、後はおいしそうだなと思うものを買いました。(トータルでおいくらくらいに?)12000円くらいでした」

レジには買い物かごが商品でパンパンになっている人も!。

右肩上がりの売り上げを続けるコストコのもう一つの特徴は郊外店が多いこと。


南アルプス倉庫店は中部横断道沿いにあり、諏訪市から車でおよそ1時間、長野市や飯田市からでも2時間ほど。

アクセスしやすい一方で、開店した当初は渋滞も懸念されていました。

コストコ南アルプス倉庫店 矢代佑太店長:「オープニングの時の3日間ぐらいは混みあっていたんですけども、それ以降は道に渋滞ということは特になくて毎週土日もスムーズに入店できていると思います」

矢代店長によると、渋滞を防いでいる理由は立地ではないかといいます。

コストコ南アルプス店は、南アルプスインターを出てすぐの場所にありますが、直進して駐車場に入れるため、混雑が起きづらいと考えられるそうです。


また、駐車場は平面で820台、出入り口は2か所。初めて来店する客でもわかりやすい構造になっています。


一方で、周辺の住宅地に客とみられる車が誤って進入する問題が発生。南アルプス市によると、注意喚起の看板を周辺に9枚設置して対応しています。


開店2か月を迎えても、なお冷めぬコストコ熱!

コストコ南アルプス倉庫店 矢代佑太店長:「盛り上がってはいるんですけど、ほかのコストコの店と比べても混みすぎているということはないんじゃないかと思います。スムーズにお買い物ができる状態かと思います」