引退した「ドクターイエロー」名古屋へ大移動

■6月2日:愛知・豊橋市
浜松工場を出発した車両は、午前3時半に愛知県豊橋市のふ頭に到着。しかし、ここがゴールではありません。

翌日の6月3日午前0時。再び動き出したドクターイエロー。歩道橋ぎりぎりの高さを通り抜け、2日間であわせて約6時間かけて、運ばれた先は…

■6月3日:名古屋・港区「リニア・鉄道館」
(行重祥吉カメラマン)「午前3時前です。ドクターイエローが、『リニア・鉄道館』に到着しました」

名古屋市・港区の「リニア・鉄道館」。今月14日から一般公開されるため、大移動を経て、名古屋にやってきました。

展示されるのは、先月まで「ドクターイエローT3編成」が飾られていた場所です。

このT3編成は1979年に製造され、2005年まで稼働していた、いわばT4編成のお兄さん。初代東海道新幹線の「0系」をベースに造られたドクターイエローで、丸い鼻が特徴です。