大分県内は、10日夕方にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
大分県内は梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、大気の状態が非常に不安定になっています。6月8日の降り始めからの雨量は日田市椿ヶ鼻で171.5ミリ、中津市耶馬渓で149.5ミリなどとなっています。

日田市と中津市、玖珠町に現在、警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報が発表されています。また、宇佐市と九重町に大雨洪水警報が出されています。
日田市と中津市、玖珠町は合わせて1万9469世帯、4万0568人に警戒レベル4の避難指示を出しています。

前線は九州北部に停滞し、11日はゆっくり南下する見込みです。
11日正午までの24時間雨量は西部で120ミリ、中部・北部で100ミリ、南部で80ミリと予想されています。
線状降水帯が発生した場合、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあり、土砂災害に厳重な警戒、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。