また、いつでも子どもちの声が聞けるようにと消防車両に二次元コードを貼り付ける工夫もしています。

二次元コード化といった、今の時代に合わせた広報・周知で中高生を中心に音声の再生数が伸びています。

県内では今年2月、大船渡市で大規模な山林火災が発生し甚大な被害が出ました。鈴木さんは防火意識を持つことの大切さや広報の重要性を改めて感じたといいます。

(紫波消防署 鈴木亮太さん)
「私の父も大船渡にいるので、そのニュースを見たときは心にきました。こういう災害が起きないように未然に防ぐためには広報が大事だと思うので、引き続き、消防人生において、そういったところにも力を入れていきたい」

火災、そして災害に強いまちづくりを目指して、鈴木さんはこれからも住民の命を守る使命に向き合い、地域の未来を築く子どもたちの声を防災につなげます。