日本初の洋傘は何色だった?

では日本に初めてやってきた洋傘は何色だったのでしょうか?
日本に洋傘が入ってきたのは1804年(江戸後期文化元年)のこと。
日本洋傘振興協議会によると長崎に入港した中国の唐船の品目に「黄どんす傘一本」という記述があったそうです。「どんす」とは絹織物のこと。つまり日本初の洋傘は「黄色い絹織物の傘」だったと考えられます。

1804年、長崎に入港した船載品目の中に洋傘として特定できる最古の記録がありました

映像で見る、昔の日本の傘

TBSのアーカイブスに残る傘の一番古い映像は1948年。雨の中、傘をさして競馬を見物する人々が映し出されています。当時「コウモリ」と呼ばれていた黒くて大きい傘をさしている様子が確認できます。

雨の中山競馬場で3350m障害コースを走る6頭の馬を傘をさして見る満員の観衆。