九州南部では9日昼前から9日夜のはじめ頃にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。
【大雨に関する全般気象情報 第5号 2025年06月09日05時16分 気象庁】
[気象概況]
華中から種子島・屋久島付近を通って日本の東にのびている前線は、10日にかけてゆっくり北上し、11日にかけて東シナ海から西日本や東日本を通って日本の東に停滞する見込みです。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、九州地方では大気の状態が不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となる所がある見込みです。また、前線が停滞するため総降水量が多くなるおそれがあります。
<雨の予想>
9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量(多い所)
九州北部地方 150ミリ
九州南部 200ミリ
10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は(多い所)
九州北部地方 200ミリ
九州南部 120ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、『九州南部 鹿児島県(奄美地方を除く)9日昼前から9日夜のはじめ頃にかけて』です。