■6月5日に大阪市が発表

記事翌日の6月5日、大阪市は「豊崎入路から進入したタクシーが中央分離帯の切り欠き部分を通過し、車線を約2キロメートル逆走」「タクシーの運転手及び乗客、バス運転手に怪我なし」などと発表。これは発生から13日後の発表でした。

時間差が生じた理由について、きょう大阪市の横山市長に話を聞きました。

――逆走は5月23日ですが、なぜ昨日まで公表されなかったのでしょうか。

「一般に供用されていない特定のバスやタクシーが使う路線で、当然、逆走事案が起きたときに関係者には告知しているが、『公表の基準』はどこにあるのか、という問題になる。」「広く、一般の多くの人が気を付けないといけない事態や、市民の方が被害にあった場合は公表する、などの基準があって、それに基づくと公表しないものも多くある。」(大阪市・横山市長)

――このタイミングでの公表というのは、一部報道に関係していますか。

「それもあって、一部報道もきっかけとなって、公表していこうとなった」(大阪市・横山市長)