未返金などのトラブルが相次いでいる復興支援団体のイングリッシュキャンプを巡り、宮城県は、キャンプを企画する仙台の旅行会社に対し、旅行業の登録を取り消す行政処分を下しました。

行政処分を受けたのは、仙台市青葉区の旅行会社「ハローワールド」で、宮城県はさきほどメールで処分を通知すると共に文書も郵送しました。

この会社は一般社団法人「宮城復興支援センター」とともに、小学生向けの英語の交流キャンプを全国で企画・運営していましたが、キャンプが中止となったにも関わらず保護者に費用を返さないことなどが問題となっていました。

この旅行会社は、県による行政指導の後も返金せず、社長の男性は、5日に県が意見を聞くため開いた「聴聞(ちょうもん)」にも姿を見せませんでした。

行政処分に伴い男性社長は、今後、5年間旅行業の登録ができません。