この日のお昼ご飯は自分たちが作ったコメで握ったおにぎりです。
お孫さんが届けてくれました。

昨今のコメをめぐる議論の中で、諸遊さんがさらに不安を感じていることがあります。

諸遊農場 諸遊壌司さん
「何割かは転作しなさいということがあってね、それせんといけんっていうのが心の中にあります。」
コメを多く作りすぎないようにすることなどを目的に、水田で稲作以外を作付けた場合、政府が「転作奨励金」を出していて、諸遊さんも実は全体の4割ほどの水田を転作し、小麦や大豆を作っています。
小麦の価格は1キロあたり40円。
1ヘクタールで作れる小麦はおよそ4000キロ、16万円にしかなりませんが、それでも国から出る転作奨励金があり、どうにか収入になっているそうです。