令和の米騒動。東京都内では5日、1キロ400円を切る備蓄米の販売がコンビニで始まり、"完売"が相次ぎました。
安いコメが出回るのは消費者にはうれしいことですが、農家も多い山陰地方では、生産者が「不安」も感じています。その不安の正体とは?
6月5日午前6時半。
都内のローソンに並んだのは、 2021年産の備蓄米、いわゆる古古古米です。
東京と大阪のそれぞれ5店舗で、1キロ=389円、2キロ=756円(税込)の10袋ずつが販売され、2時間足らずで完売しました。
コメの価格高騰を受け、値段を下げようとする様々な動きが始まっていますが、こうした備蓄米や安価な輸入米の存在に、地方の米農家は大きな不安も抱えています。