宮城県沖地震の発生から6月12日で47年です。名取市にある県警察学校では、大地震を想定した訓練が行われ、初任科生らが災害への対応を学びました。

訓練のアナウンス:「訓練訓練。宮城県沖で震度7の地震を観測した」

訓練は、今年4月に入校した初任科生などおよそ160人が参加し、県内で震度7の地震を観測したという想定で行われました。訓練があることは事前に告知せずに実施され、初任科生たちは、急いで着替えたあと装備品などを確認しました。その後、けが人を担架で運んだり県警機動隊の指導のもと、崖の下に転落した車の中から閉じ込められた人を救助したりする方法を学びました。

柳田遼(22)初任科生:
「水難救助や車両からの救助は実際の現場で起こりえることなので、そういった場面で落ちついて対応できるよう日ごろから意識していきたい」
小川あすみ(23)初任科生:
「災害はいつどこで起こるから分からないという点から自分ができることを最大限に生かし、仲間と協力していくことの大切さを学びました」

訓練は、6月12日の「県民防災の日」を前に災害時の対応を学んでもらおうと行われたもので、初任科生たちは真剣に取り組んでいました。