山下知事「シカの生態には全く影響ない」

ドングリの木の伐採について奈良県の山下知事は、5月30日。
(奈良県 山下真知事)「(ドングリの木)約1000本のうち(伐採するのは合計で)58本なので、それくらい切ってもほとんど影響がないと思いますけど、仮に微々たる影響があったとしても、奈良公園の外側の山に行ってドングリの実を食べればいいということなので、シカの生態には全く影響がないと認識しております」
一方、北海道大学の立澤さんは、例え1割でもドングリの木が減るとシカに影響があり、人がやる鹿せんべいに依存するシカも出てきているといいます。
(北海道大学 立澤史郎招へい教員)「今は鹿せんべいを持っていると(シカが)どっと来ますから。保護が成功したから今のシカの姿があるんですけど、増やした責任は人間にあるので、これからどうするかを人間が責任を持ってうまくバランスをとってやらないといけない」
1000年以上、人とシカが共生してきた奈良。景観を重視する県とシカの専門家の間で意見が割れています。














