千葉沖でビンナガマグロ漁を行なってきた大型一本釣り船が、宮城県の石巻魚市場に今年初めて入港し、市場は活気づきました。

石巻魚市場には3日朝、静岡県の大型一本釣り船、「第三十一永盛丸」が入港し、5月14日から31日にかけて、千葉県銚子市のはるか沖合でとったビンナガマグロおよそ280トンを水揚げしました。サイズは7キロほどが主体で、漁獲した後、マイナス20度の特別な溶液に漬けて急速に冷凍しています。

第三十一永盛丸 里見淳漁労長:
「今年は広くビンナガマグロが見えているので豊漁の年だと思う。マイナス20度のブライン凍結をしているので鮮度は抜群によいので皆さんにおいしく食べてもらえれば」

大型一本釣り船によるビンナガマグロ漁はいまが最盛期で、刺身や缶詰用などで全国に出荷されます。8月から11月にかけては、脂がたっぷりとのった戻りガツオを狙うということです。