“安い備蓄米”流通で値下げ傾向になる?
今後のコメ価格はどうなるのでしょうか。ある卸売業者によりますと、単発の取り引きを行う『取引会』が月に1回ほどあり、手元にコメがある集荷業者・卸売業者などが売買するそうですが、ここでの取引に異変が生じていると言います。
2024年の新米時で1俵=60kgで2万円台だったのが、現在5万円程度という“信じられない価格”になっていて、これまでは取引会に出されたコメは全て売れていたにもかかわらず、今年5月は10分の1程度しか売れていなかったということです。
そうなると、今後は出す側も値下げせざるを得なくなるかもしれません。安い備蓄米が出回ると、高い2024年産は売れなくなり、全体的に値下げ傾向となる可能性も考えられます。