コメを虫から守れ!密閉容器に入れて野菜室へ
そして、大事なコメを守るためにも、これからの季節は「虫」に要注意。コメの虫被害にあったことがある人は43.1%にものぼります(※エステー調べ)。家庭向け防虫剤を扱うエステーR&D本部付エグゼクティブスタッフの船橋一良さんによりますと、コメにつく虫は15~25℃が適温領域で、気温が上がってくる6月ごろから9、10月ごろにかけて活動・繁殖が活発になるそうです。
コメにつく主な虫は以下の通り。どちらも1匹見つけたら多くいる可能性が高く、1匹のメスが1回で100個以上の卵を産むということです。
▼「コクゾウムシ」成虫3mm程度
・米粒の中に卵を産み付ける
・ふ化した幼虫が内側からコメを食べる
▼「ノシメマダラメイガ」成虫8mm程度
・米粒の外に卵を産み付ける
・幼虫がコメを食べる様子が見えることも
大事なコメを虫から守るためには、密閉できる容器にコメを入れ、野菜室に保管するのがベストだそうです。冷蔵室でもOKですが、冷凍庫はコメが割れてしまうため避けたほうがよいとのこと。また、容器が密閉できていれば、シンク下に保管してもよいそうです。基本的に、販売されているコメの中には虫はいないということで、家庭での保管がカギになりそうです。
なお、唐辛子成分や発酵アルコールなどで虫を防ぐ、エステーの米びつ用防虫剤「米唐番」が売れ行き好調で、今年3月期の売り上げが過去最高の約20億円を達成したそうです。ただ、エステーの調査によりますと、13.3%の人が使い方を間違っていて、中栓を外さずに使用しているということで、船橋さんは「忘れずに中栓を外して使ってください。ちなみに、生の唐辛子を入れるとカビが生える危険がある」とコメントしています。