しかし相手の興南も全国への思いは同じ。第4クオーター、興南は3ポイントシュートを高確率で決めて食い下がる。ここで意地を見せたのが3年生たちだった。

▼高吉伊吹希主将
「先輩たちがいなかったから、このチームはなかったので」「去年負けてしまった先輩たちの分も勝つぞという気持ちもあって」

興南に6点差まで迫られても、エースの金城が決める。

▼金城都馬選手
「相手高校もプレッシャーが強く、気持ちがある。そこを受け身にならず、自分たちから強く」

最後は74対63で、興南を振り切った。

▼嘉陽監督
「彼ら(1歳上の世代)が下地を作って、奇跡のスタートを切った子たちなので、彼らにも感謝」「謙虚にバスケットをしているのでそこに勝利に女神が微笑んでくれたかなと思います」

▼仲間孝介さん
「全国を獲ってくれたので、全国でも頑張ってほしいです」

▼57年ぶりの優勝 高吉伊吹希主将
「全国では(体格が)大きくてシュートがよく入ったり、そういうチームが多いんですけど、自分たちも負けないように練習から対策して、走れるチームになったら全国でも勝てるチームになるんじゃないかなと思います」

57年ぶりの優勝を手にし、その挑戦は全国の舞台へ、沖縄水産が新たな歴史を刻む。