去年の県高校総体、1・2年生が主体ながら決勝まで進んだ、沖縄水産高校。試合には敗れたものの、大躍進の準優勝で会場を大いに沸かせた。当時ベンチには、後輩たちを鼓舞する3年生の姿があったー

2024年大会の決勝 後輩を鼓舞する3年生

▼仲間孝介さん(去年のチームで主将)
「自分たち3年生は3人しかいなかったので、こんな大きい舞台に来られるとは思ってなかった」「最後に3年間の集大成の高校総体で準優勝という結果に終われて良かったと思います」

あれから1年がたったー

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▼高吉伊吹希主将(現沖水3年)
「前のキャプテンの姿を見て、やっぱり自分もどんな時も下を向いてはいけないと思ったので、常に意識して練習から頑張ってます」

先輩たちの思いを胸に、57年ぶりの県総体優勝を誓う沖水。チームを躍進させたのは、小禄や豊見城高校などの公立校を何度も全国大会に導いた名将、嘉陽宗紀監督。3年前の就任当初、わずかな部員で部を守っていた卒業生たちについて…

▼嘉陽宗紀監督
「彼らがいたからこそ今があるというのを、今の子たちも忘れていないです」