しかし、今の3年生も、中学時代から県のトップで活躍していたわけではない。

▼高吉伊吹希主将
「(今の3年生は)地区大会止まりだった子が多いので、県大会の大舞台には立ったことがなかった。それでもここで頑張って3年目です」

それでも嘉陽監督の厳しい練習を乗り越えて飛躍し、チームを2年連続の決勝の舞台に導いた3年生たち。今年、再び勝ち進んで迎えた決勝は…身長2メートル超えの留学生を擁する興南との戦いとなった。

応援席で見守るのは、去年のキャプテン、仲間孝介さん。

――どんな後輩たちですか

「1年生から主力で出ているので、その分責任感が強いと思う。頼れる後輩たちです。自分たちがしてきた練習を信じて勝ってほしいです」

県内の主要大会では1勝1敗と星を分けている両チーム。試合は、水色の沖水がリードする展開で進んだ。

高さで勝る相手に対し沖水は、身長191センチの2年生、マクミランアレックス。攻守で圧倒し、興南に19点差をつけて前半を折り返す。(前半39-20)